インターナショナルコンペティション3 シアター1 - 11月4日 13:30〜、シアター3 - 11月5日 18:00〜 『Another Presence』 2022 | イギリス | 0:12:00 認知症の中でも3番目に多いレビー小体型認知症(DLB)になった人たちのユニークで、しばしば興味深い体験について語った作品。様々な感覚が低下することから、他の疾患にはない、夢を見ているような幻視の症状を引き起こすことがある。レビー小体型認知症の人たちの証言を通して、シュールであまり知られていない認知症の影響について描き、私たちの脳の働きや、自分たちの感覚に対する信頼性について問いかける。 Simon Ball 『Impossible Figures and Other Stories I』 2021 | ポーランド | 0:16:10 カチカチと不気味に鳴る音が爆発を引き起こす。上品な老女が寂れた市街を歩き回り、過去にあったこと、起きたかもしれない出来事について回想する。マルタ・パイェクの高い評価を得た三部作の最終作(一部も含む)。個人と社会の自己破滅をミステリアスに描いた印象深い作品。 Marta Pajek 『Morning』 2022 | フランス | 0:07:10 朝、ある朝、今朝。記憶と夢と期待が入り混じっている。すべてが可能だ。 Sylvie Denet 『Slow Light』 2022 | ポーランド | 0:11:00 生まれつき盲目の少年が、突如 7歳の時に光が見えるようになる。病院で診察したところ、眼の感覚が鈍いため、網膜に光が届き、映像が意識にたどり着くようになるまで7年かかるという。眼の欠陥は男の精神的未熟さ、現在という時間に対する認識の乏しさ、過ぎた事実に対して時間が経ってから行う反省へとつながる。この男は年齢に対して精神年齢が幼く、常に過去にとどまっている。 現在の触覚的なリアリティを表現するオリジナル技法と、過去を表現する2Dアニメーションで作られた映画。 Katarzyna Kijek, Przemysław Adamski 『Epicenter』 2022 | 韓国 | 0:10:29 地震の影響により、北漢山が日々成長している。空想と現実の世界を分断していた壁に少しずつ亀裂ができ始め、ある者が目に見えない世界の存在に気づき始めた。 Hahm Heeyoon 『El After del Mundo』 2022 | フランス | 0:11:00 人類は滅亡し、スポーツウェアを着た二人の幽霊、フルーアとカーリクスだけが取り残された。一人はWi-Fiの接続を、もう一人は巨大なクジラの頭を求め、絶滅した文明の痕跡の中をさまよい歩く。出会いと友情の物語は、「その世界の終わり」という最後のプレイリストによって盛り上がっていく。 Florentina Gonzalez